まるで別人 [浜田ブリトニー]の今

日刊ゲンダイ 2015年6月29日 10時26分より


まるで別人 元ギャル漫画家の浜田ブリトニーはマルチ実業家



７～８年前、パツキンにド派手メークというギャルファッションの漫画家が、トーク番組などでぶっちゃけ話をして強烈な存在感を放っていた。浜田ブリトニーさんだ。ホームレス生活をしていることも話題になった。今どうしているのか。

　会ったのは地下鉄・代々木公園駅から徒歩３分のカフェ。タクシーでさっそうとやって来た浜田さん、失礼ながら、以前と同じ人とは思えないほどキレイになっている！
まるで別人 浜田ブリトニーの今

「ありがとうございます。４年前からステップワールドって会社の“美的９０選　ベジライフ酵素液”の公式モニターをやらせていただいていて、その酵素液を朝食がわりに飲み始めたら２カ月半で１０キロ、１年半で１５キロ痩せました。以前は衣装が入んないし、腰は痛いし、体は重いしで健康もヤバかったのに、みんな酵素液のおかげです」超美味しい酵素液
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　タレント業を続けているわけだ。

「全国各地のイベントに月１、２回行って、トークをしたり、歌ったり。１０年に芸能活動を休止し、１１年に再開した時、自分の漫画のテーマ曲を作ったんですよ」

　芸能活動を休止してたのか。

「週刊２本、月刊２本の漫画の連載が重なり、漫画の仕事に集中したかったんです。芸能の仕事の方がおカネはいいですけど、もともとタレントは漫画家として出たわけで、漫画を描かなかったら、ただのギャルじゃないですか。で、連載が月刊２本と落ち着き、芸能活動を再開しました」

　浜田さんが差し出した名刺の肩書は「株式会社ピースエンターテイメント代表取締役　ギャル社長漫画家」とある。

「芸能活動を休んだ時、事務所も辞めたため、ワタシへの仕事の依頼先が必要だなと思い、３年前に立ち上げました。個人事務所以外にもいろいろやってて、渋谷の一軒家を借り、３階を事務所にし、１階と２階で“オカオカハウス”っていう飲食店兼パーティースペースと、“ＰＩＥＣＥ　ＣＨＡＮＮＥＬ”ってネット番組の放送スタジオを運営してます。正社員は３人で、バイトを入れたら１５人。経営とかは彼らに任せ、ワタシは番組の構成を考えたり、あとは漫画の仕事で企業さんのラインスタンプを描いたり、ストーリー漫画だと、“ａｕヘッドライン”ってスマホのニュースアプリとかパチンコ雑誌で描いてます。年商はチョイチョイですね」

■現在も実家には仕送りを

　なかなかのヤリ手実業家のようだ。結婚には興味が湧かないか。

「去年、婚約してたカレが男性に目覚めて婚約破棄になって……しばらくはいいかなあ。でも、イタリア行ったらステキな方がいっぱいいて、イタリア人との結婚もいいかも、と思いました」

　６月１０～１４日にイタリア・ミラノで開かれた「ミラノマンガフェスティバル２０１５」にＭＡＮＧＡ教室の特別講師として招待されたのだとか。

「フリータイムは１日だけ。それ以外は打ち合わせ、授業、サイン会とかでスケジュールがピッチピチ。疲れ果てました。だけど、漫画家が珍しいみたいで、チヤホヤしてくれて、ちょっとしたスター気分を味わえましたよ、フフフ」

　さて、浜田さんは高校３年の誕生日に中退。錦糸町でキャバクラ勤めを始め、その後、漫画の学校に通い、０６年、「ビッグコミックスピリッツ」（小学館）の増刊「Ｃａｓｕａｌ」でデビュー。翌０７年、「ビッグコミックスピリッツ」で渋谷のギャルを描いた「パギャル！」と人生相談コーナーの連載を始め、テレビにスカウトされた。「千葉の実家が貧しく、中２から早く自立したい、東京出て稼ごう、って思ってたんです。キャバクラ時代から実家に仕送りしてて、今もン十万円単位で仕送りしてます」

　都内の「２０万円ちょっと」のマンションに暮らしている。
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